廣瀬智紀のバースデーイベント 煌々星 2023
2023/2/18
俳優のバースデーイベントに行った。
概要
廣瀬智紀のバースデーイベント 煌々星2023
会場
SHIDAXカルチャーホール
出演
廣瀬智紀
ゲスト:小林亮太
人間は年に1回、誕生日がやってくる。
俳優の人を応援している界隈にいると、大体の人がバースデーイベントを開催している。
バースデーイベントという名目だが、ファンイベントのようなもので、基本的にはトークをしたり、ゲームをしたり、ゆかりあるゲストを呼んだりするものが多い。
そのゲストに好きな俳優が呼ばれたので参加した。
今回イベントのメインの廣瀬さんはスターダストプロモーション所属の俳優である。
廣瀬さんは幅広い作品に出演しており、最近で言うと、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でソノシを演じている人だ。
ゲストの小林さんとは、舞台『鬼滅の刃』、東映ムビ×ステ企画『死神遣いの事件帖』シリーズで共演。
・スターダスト
・ドンブラザーズ
・東映
おなじみだね
私の人生にスタダとドンブラと東映が絡んでくること、あと5億回くらいあると思う。
私はオタク趣味を持つ人間だが、コレクター気質にも波があるし、かなりいいかげんな人間でもある。
イベント自体はめちゃくちゃ楽しみにしていたのだが、何も準備をせず、前日の金曜日の夜はまつげパーマをしてもらいながら眠り、帰宅してまた寝た。
まつげパーマは強制的に目を閉じていなければならないという時間が長く存在するため、私は高確率で寝る。
寝る、というか、気づいたら寝ている。抗えたことがない。
爆音でレディー・ガガが流れている店舗でも寝る。
最近はもはや、ゆっくり寝たいな…と思うタイミングで行くようになってきた。
最悪だ。でも感謝の心を忘れてはいけない。
いつもありがとうございます。
朝になって初めて詳細を確認したところ、どうやらファン参加型のビンゴコーナーがある。
ホームページ上にあるPDFデータ(ビンゴシート)をプリントして事前に記入して持参してほしいとのこと。
あぶなかった~~~
前の晩にぐっすり眠っていた人間が言えることではないが、せっかく行くイベント、全力で楽しみたい。
チケットの発券と合わせてコンビニでプリントしてから向かうことにした。
発券すらしてなかった。
しかしこのビンゴ、よく確認すると、ビンゴシートに数字を記入するわけではなかった。
もうひとつURLがあり、データを開くと、今回のイベントのメインである廣瀬さんに関するビンゴ問題がびっしりと書かれている。
廣瀬智紀クイズ
全50問
マジかよ
ビンゴシートは5×5、ビンゴなので真ん中の枠を除いて24枠。
この24枠を廣瀬智紀クイズ全50問のいずれかの回答で埋める、ということらしい。斬新だ。
とにかく無事にイベントに参加するためには、
・チケットの発券
・ビンゴシートの印刷
・廣瀬智紀クイズの回答
・回答をシートに記入
・身だしなみを整えて12時30分頃には渋谷に到着
これを突破しなければならない。
現在9時。
全然時間ないじゃん。
猛スピードで全ての準備を終えた。
何を間違えたのか、サイズ全てがめちゃくちゃになって肝心なビンゴの枠が入りきっていない巨大ビンゴシートをプリントしてしまった時は、もう終わったと思った。
なんとかサイズ変更し、インターネットに頼ってクイズ回答。
インターネット最高!
意外とわかる問題もあり楽しかった。
廣瀬さんに少しだけ詳しくなり、無事に渋谷到着。
渋谷はもともと人が多い土地だが、特に土曜日の昼は人でいっぱいだ。
私はよく行くライブハウスやお店も多いため、昼夜問わず渋谷に来るのだが、改札を出た瞬間に毎回思う。
人!多!!臭!!!
なんか渋谷って臭いな〜って思うけど、自分の嗅覚が良すぎるorわるすぎるだけで他人はなんとも思っていないのかもしれない…と思ってあまり人には言えたことがない。自分の嗅覚を信用できない。渋谷って臭くないですか…??
人混みをもくもくと歩くが、とにかく歩きにくい。
みんな渋谷に何しに来てるんだろう。
そんなことを思う瞬間もあったが、俳優のバースデーを祝う謎イベントに向かっている自分が言えることではない。
SHIDAXカルチャーホール、名前は聞いたことがあるが、実は初めて行く会場だった。
噂によると、名前の通りカラオケのSHIDAXが運営するホールのため、カラオケができるらしい。
今回のイベント出演者は二人とも本業が俳優のため、歌うかどうかは不明。
エレベーターを上がり、会場内に入ると、優しげなスタッフの方がにこやかに対応してくれた。
手首でピッとやる検温だったのだが、エラー表示が出た。たまにあるよね。
ピッ…「Lo…」
ピッ…「Lo…」
ピッ…「Lo…」
………
体温が低すぎる。
10回くらいやっても全部「Lo…」しか出なかった。
にこやかなスタッフの方もだんだんアララ(笑)になり、もう一人のスタッフさんを呼んできて、別の機械で検温するもエラー。
あきらかにご迷惑をおかけしていてつらい。
今、私はスタダに迷惑をかけている。
結局おでこで測ったら一発で大丈夫だった。
やっと検温を終え進むと、次にいたスタッフさんが紙を配っている。
「本日ビンゴがございますので、シートお持ちでなければどうぞ~」
準 備 万 端
良い運営に越したことはない。
座席でビンゴシートを記入している人が思ったよりいた。
ビンゴに前のめりなオタク、着席。
廣瀬智紀クイズの一部
イベント開始
渋谷の街と廣瀬さんをおしゃれに撮影したオープニング映像。
映像内の廣瀬さんが見覚えのある渋谷の街中を歩いてくる。
ついさっき自分が乗ったエレベーターに乗って上がってきた。
これは…と思っていると、後ろの扉が開き、廣瀬さんが客席側から登場。
と同時に、嵐「Happiness」の歌唱がスタート。
早速会場の設備がフルに活きている。
なんかハッピーな空気でよかったが、客席通路を練り歩きつつ、めちゃくちゃ小さい歌詞カードを見ながら歌っているので、時々廣瀬さんが歌詞を見失い、途中とてもナチュラルに、どこだっけ?と喋りながら探していて全く歌っていない場面が発生し、ウケた。
客降りって歌詞覚えてる曲じゃなくても良いんだ。
廣瀬さんは"ガチのカラオケ"をしている。
廣瀬さんから丁寧なご挨拶があり、ゲストの小林さんが登場。
ゲストの登場に会場も盛り上がる。
小林さんはここ数年、舞台をメインに活動をしており、所謂2.5次元舞台などにも出演している俳優さんである。
そういった俳優さんは定期的に個人の配信やイベント、カレンダーなどのグッズを発売したりすることが多いのだが、小林さんはほぼやっていない。
稀にインスタライブをするか、お呼ばれした配信やイベントのコメント、ゲスト出演のみなので、演技をしている姿以外を見る機会があまりないのである。
キャパシティ問わずファンイベントなどが当たり前になっている界隈から見ると、多分本人も事務所もそんなつもりはないようだが、かなり尖っている。良い。
共演作品などの会話を軽めにし、企画スタート。
ジェスチャーゲーム対決、けん玉対決、ぴたり1/100対決の3番勝負が行われた。
ジェスチャーゲームは片方がやるジェスチャーを当てた人にポイントが入るわけではなく、当ててもらったほうにポイントが入るので、とてもやさしい世界だった。
お題は演じたキャラクターから物体まで様々。
正直二人ともかなり動きが変で良かった。
小林さんが勝利。
けん玉対決は、廣瀬さん曰く、小林さんのインスタグラムでけん玉をやっている動画を見たから企画した!とのことだったが、明らかに不敵な笑みを浮かべていた。
というのも、小林さんは『ミュージカル キングアーサー』に出演していた際に、カンパニー内でけん玉が流行り、かなりけん玉をやっていたのだが、まあ、正直なところそんなにうまくない。
そのインスタグラムの動画も、数人でせーの!でけん玉をやって、小林さんだけ失敗している動画なのである。
廣瀬さんは勝ちにきている。
小林さんが「ええ~、聞いてないですよ~~」的なお決まりのノリを発生させていたので、これがイベントゲストというものなのだ…と勝負前から現実を受け入れようとしていたところ、小林さんが着用していたアウターから何かを取り出した。
けん玉(すごいしっかりしたやつ)
小林さんも勝ちにきていた。
所謂おもちゃのけん玉より、やはり競技用のようなけん玉の方が重みなどもしっかりしていてやりやすいらしい。
廣瀬さん側が用意したけん玉を使用せず、二人とも持ち込みけん玉を使用して勝負が行われることになった。
ゆるいイベントの良さが出ている。
結果、小林さんが勝利。
3番勝負のところ、既に2勝している小林さんの勝利が決定するも、勝負は続行。
やさしい世界だ。
次は、ぴたり1/100対決。
これは客席に質問をして、最初に決めた〇人がいたらポイントが入るというもの。お昼の番組みたいなやつ。
両者質問を重ねるも、なかなか難しい状況。
廣瀬さんは1人以外にも、2人、3人など質問によって人数を変えていたのだが、小林さんは1人ぴたり狙いからブレずに質問をしていて、頑固でよかった。
最終的に小林さんが自分と同じ誕生日の人を質問し、見事ぴたり1人を発見。
小林さんが3勝した。
忖度、なし。
何事にも全力なところが良い。
廣瀬さんが負けてしまったので、小林さんのお願いを聞くことになった。
が、なんやかんやあり、ダンスが苦手な廣瀬さんが考案した振付をダンスが得意な小林さんに踊ってもらう、というものになった。
廣瀬さんのオリジナルダンスはかなり愉快だったが、踊れる人がやると映えていたので、魅せ方で変わるものなんだなあと感心した。
廣瀬さんが段取りを間違えて先にビンゴをやろうとするハプニングもあったが、次はカラオケコーナー。
廣瀬さんと小林さんで『チキンライス』、『A・RA・SHI』を歌唱。
他人の曲を歌っている姿はレアなのでうれしい。
かなり季節外れのチキンライスだが、二人は9歳の年齢差があるため、選曲はそれを小林さんがちょっと考慮しつつ好きな曲を選んだようだ。
本当に余談だが、この時期ちょうど某浜田氏の件があり、私は若干ミスドのことを考えてしまい、ちょっとドーナツが食べたかった。
ついにビンゴコーナー。
流れとしては箱の中から廣瀬さんが廣瀬智紀クイズを引き、そのクイズの回答がビンゴシートに書いてあるかつ正解だったら枠を消せるというもの。
景品もあり、廣瀬さんと小林さんのツーショットチェキ、廣瀬さんのソロチェキ、廣瀬さんが選んで買ってきたサイン入りの雑貨など、多岐にわたる。
その中にルームスプレーがあり、ソノシ風に「消毒ぅ!!!!!!」とやってくれてうれしかった。
しかも、それを見た小林さんが、実は朝見られるとき見てますよ~とさりげなく言っていた。やったぜ。
小林さんのビンゴシートは事前に廣瀬さんが用意しており、一緒にビンゴも参加してくれた。やったぜ。
結果、私はめっっっっちゃリーチになったのにビンゴにならなかった。
人生。
ちなみに小林さんも全くビンゴにならず、かつ廣瀬さんが用意したビンゴシートだったため、全然消すところがない…と地味にチクチク言っていてよかった。
途中、ビンゴのタイミングが3人同じになってしまい、ファンの方々で景品をどうやって分けるんだ…となったところ、廣瀬さんがジャンケンを提案したのだが、
「トモキとジャンケンしよ!!」
と言い出して、なぜか4人でジャンケンする事態が発生してウケた。(廣瀬さんの勝敗は景品に全く関係がない)
というか、このタイミングではっきり気づいたのだが、廣瀬さんは時々、一人称がトモキになって話している時があり、ヤバい。
スタダってこういうところがある。
鈴木拡樹さん、山崎樹範さん、山本耕史さんからのビデオメッセージ、ラストは廣瀬さんの弾き語りとファンへのお手紙。
終演後、一人ひとりに廣瀬さんからポストカードのお渡しがあった。
良い意味で手作り感あふれるもので良い空気だった。
お渡し会の途中、廣瀬さんが水分補給をした後にいきなり袖に消えていったと思ったら、奥からものすごいデカさのゲホゲホが聞こえてきて、数分間戻ってこなかったので、ガチで心配になった。
その後、「ごめんね〜!!気管に入っちゃった!!!飛沫ちゃんと消毒するからね〜!!!」みたいな感じでめちゃくちゃ元気に帰ってきて、これが廣瀬智紀か〜〜となんか理解した。
廣瀬さんも小林さんも何かウケを狙いにいく、というより、素で生きている時が一番輝くタイプの人間だと思うので、それが存分に見られてよかった。
ただひとつ、これはどのイベントにも言えることなのだが、ゲストを呼ぶ際は、クソデカ会場を用意したうえで余裕をもって解禁してもらえるとうれしい。